佐渡酒造
新潟県佐渡市にある酒造メーカーのことではない。「さどしゅぞう」とも呼ばない。読み方は「さどさけぞう」。すなわち人名。そう、「宇宙戦艦ヤマト」に登場する名医である。ヤマトシリーズが登場してから既に30年以上になる。20歳以下の若者に「佐渡酒造」が何であるか尋ねても、「知らない」と言われることが多いかもしれない。
若者の多いヤマトクルーの中にあって、機関長の徳川彦左衛門と並ぶご意見役。若者たちの行動を諌め、又は気を配っていた。元々は獣医で、「佐渡犬猫病院」を経営している。しかしヤマトに乗り込むと名医に変わり、戦闘中でも酒瓶を離さない剛毅な人物でもある(ある意味では飲酒運転より危ない行為かも)。そのためか、全ての乗組員が彼に対して敬意を払っている。声優は永井一郎で、徳川機関長との一人二役でもあった。
「宇宙戦艦ヤマト2」では、航海途中で救出された斎藤始ら「第11番惑星」の空間騎兵(守備隊)を救出するが、初の戦闘に敗れた斎藤らは屈折した感情からヤマトの乗組員と度々いさかいを起こし、艦長代理の古代進と斎藤とが喧嘩をすることも度々だった。佐渡は両者の喧嘩を止めず、古代に斎藤ら敗れた兵士たちの無念さを理解するように諭す。また、捕虜になった「彗星帝国」の軍人に酒をすすめて心を開かせるなど、敗れた者の心情を理解できる好人物である。
飲酒運転や医師による不祥事が相次いで問題となっている昨今。佐渡酒造のような人物はあまり歓迎されないキャラクターと思われるかもしれない。しかし、現代に必要とされるのは、破天荒ながらも仕事をしっかりやり、人間関係を円滑にできる潤滑油的なタイプであろう。仕事中に酒を持ち込むことは許されないだろうが、寛大な心を持って異質なものでも受け入れる姿勢はアニメのキャラクターながらも見習うべきだろう。
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